「公共ライドシェア」アドバイザー養成講座
佐賀・武雄特別視察研修の開催

一般社団法人全国自治体ライドシェア連絡協議会(略称「全自連」)は1月23日(木)に「公共ライドシェア」アドバイザー養成講座の佐賀・武雄特別視察研修を開催しました。第1回視察を午前、佐賀市にて開催、第2回視察を午後、武雄市にて開催しました。

佐賀市視察では、第一部では佐賀市長坂井英隆氏より「イノベーションによる社会課題の解決を目指して」と題して佐賀市公式スーパーアプリや日本版ライドシェアの取組状況や課題についてご紹介いただきました。第二部では国土交通省物流・自動車局旅客課自家用車活用事業推進室長の澤田斉司氏より全国における日本版ライドシェアの状況についてご紹介いただきました。第三部では坂井市長、澤田室長、地元タクシー事業者によるパネルディスカッションを行い、日本版ライドシェアなどを通じてどのように地域交通課題を解決していくか、会場参加者も交えて意見交換しました。

武雄市視察では、第一部では国土交通省物流・自動車局旅客課(併任)総合政策局モビリティーサービス推進課課長補佐の新井克幸氏より公共ライドシェアの事例紹介及び「交通空白」解消官民連携プラットフォームのご紹介をいただきました。第二部では株式会社リベラ代表取締役の本丸達也氏より公共ライドシェアにおける「タクシーとの共同運営の仕組み」についてご紹介いただきました。第三部では全自連共同代表の樋渡啓祐氏より武雄市で行われている全自連直営の共助版ライドシェア「i-Chanキッズサポート」の運行状況などが紹介されました。第四部では新井氏、本丸氏、樋渡氏の3者によるパネルディスカッションが行われました。その後、武雄市「i-Chanキッズサポート」に関わる児童、保護者、ドライバーなどにご登壇いただき、「i-Chanキッズサポート」への想いをそれぞれ語っていただきました。そして最後には、児童がi-Chanで実際に習い事へ向かうシーンを本視察参加者でお見送りしました。

視察には約180名の地方自治体関係者や交通事業者らの参加があり、大変盛況となりました。